ブログを開設するにあたって

ブログを開設することにした。



普通、何のきっかけも無しに突然「ブログを開設しよーう!」とはなりにくいだろう。殆どのブロガーは何かしらの動機があってブロガーたるに至ったはずである。

私の場合、何かあったのかと訊かれても特に何もとしか返答しようがない。だが開設の動機の一つには、何かあったのかと訊かれても特に何もとしか返答しようがないその平凡な日常に意味を見出し昇華しようとするある種の向上心のようなものがあったというのは事実である。

とはいえあまりに突然だとは思う。これは行動力とは呼ばない。気の迷いだ。だが皆様にはもれなく、このURLは私の素晴らしい行動力による産物だと解釈して頂きたい。


私はこの頃、弟の勧めで三島由紀夫の「金閣寺」を読んでいる。そこで出会った文章の持つ力は私を少なからず魅了した。その力を、  そのような文書を生み出す力を、私は自分のものにしたかったというのが、今のところ最も自分自信を納得させうる動機である。


つまるところこのブログは私にとって練習場なのだ。思ったことを書き連ね、自分の表現を推敲する。次の文章では前より良いと自分で思える文章を書いて行ければそれでいい。力を持つ文章というものを創造することに挑戦したいだけなのだ。

もしも、無いとは思うが、もし、このブログに読者が訪れたならば、どちらかといえば親心のような心境で「まだまだやのぅ」という風にお読み頂きたい。



私の記念すべき初投稿を一体如何なる話題に費やしたものかと少し考えたが、やはり物事の初めには目的と方針を明らかに示すことが他ならぬ私自身にとって重要なように思われる。

書きたいことを書くというのが方針である。書きたくないことを書くほど私は暇人ではない。

現実での私を知っている人なら恐らく思っておられるだろうが、私が書きたいことは言われるまでもなく、思いついたその瞬間にツイートしている。私はツイ廃なのだ。なので私がここで文章を書くとすれば、それは140字で収まらない文章を書きたい時くらいのものになるであろう。


何にせよ、開設したからには有意義なアカウントにしようと思っている次第である。